社員一人ひとりが考え、行動する職場は、常に温かさに包まれています。
「これからもファンでいてもらえるように、新たにファンになってもらえるように努力をしよう」
そんな想いの形は、店内の随所にあふれています。例えば、お手製のポップやディスプレイからは、各スタッフの推しの素材への気持ちが篭っています。縫製工場見学や季節の服装などの特集記事が編集される手書きのフリーペーパー「Ｎマガ」や、店内で販売されている材料で作り上げた手製のバッグなどのサンプル展示には、手づくりへの愛情が溢れています。
そのすべてが温かみある手づくりであることがお客様に支持され、今日もまたお店へと足を運んでいただけるのです。

スタッフが着用する制服に見えない洋服は、実際に店内で販売されている生地やパーツを使った手作りのもの。各スタッフがお気に入りの生地を選び、シャツ、スカート、さらにはポーチまで、自ら縫製して仕上げています。
「自分の好きで作った服を着て仕事ができるのは楽しい」と社員にも好評のこの制度、実は重要な意味があります。というのも、販売スタッフの仕事は、お客様のニーズに合わせた提案力が重要。お客様からは「この服を作るにはどんな生地が良いの？何メートル必要？」といったさまざまな質問に対する適切なアドバイスを求められます。そのためには、自らが商品を使って作ってみることが何よりの近道になります。「そのスカートの生地、どこに売ってるの？」とお客さんから尋ねられ、販売促進の機会にもつながったケースも。

スタッフのアイデアを積極的に取り入れています。オリジナルの制服も元々は、社員のアイデアから生まれました。他にも、お客様に好きな生地を選んでもらって、縫製工場で洋服に仕立ててもらう企画シリーズ。そのひとつが、アロハシャツ。アロハと聞くと南国風の柄が思い浮かびますが、和柄やレースといった生地を使えば、オリジナリティのあるアロハに仕上がります。しかも、生地は毎年ラインアップが変わるため、毎年、違ったアロハが増え続ける楽しみも。この企画はお客様に大変好評で、今年で12年目になるロングセラーになりました。

資格や経験よりも大事にしているのは仕事への情熱。同社の販売職は単純にモノを売るだけではなく、お客様のニーズに適切な答えを導き出す仕事です。布地だけで1万点、小物は数えるのも困難なほど、店内で扱う商品は膨大な点数にのぼる中では、個人、時にはチームで対応していく必要があります。毎日が繁忙期のような職場だけに、思いやりや助け合いも必要です。例えば美化活動などの誰がやると決まっていない仕事でも、自らが率先してやって欲しい。
お客様が心地よく店舗で過ごしていただく環境づくりのために、アイデアをどんどん出しながら、周囲への情熱と愛情を持って接することができる風土が根づいています。

社員の90%が女性の職場という環境を考慮し、女性が働きやすい制度を充実させています。
勤務はシフト制で、出勤日または休日はできる限り希望を尊重。原則、定時退社を推奨しており、ほぼ全員が毎月1日以上の有休を取得しています。結婚休暇、生理休暇もあり、メリハリの効いた働き方で、プライベートも充実させることができます。
成果やお祝いごとに対する手当も充実。売上目標を達成した日には、1回あたり1,000円の大入り袋が支給され、多い年には年間約70回ほどの実績があります。結婚祝いには、ティファールの鍋セットをプレゼント。出産後の職場復帰時には、一子につき5万円のお祝い金が支給されます。3年以上の皆勤で毎年最大年6日間の有給休暇を付与される皆勤報奨制度や、業績表彰制度など、働きに対してしっかりと評価される仕組みがあります。